2013年07月29日

【長文注意】富良野日帰りラベンダーツアー!(7/25)

去年、新聞の折り込みにあった小樽食べ歩きツアーに参加して(記事はこちら)、なかなかおもしろかったので、また機会があったら行きたいねと母と言っていたのだが、予定がつかなかったり、あまり興味の惹かれない内容だったりでそれっきりになっていたある日、富良野ラベンダーツアーのちらしが入ってきた。富良野の有名なファーム富田と美瑛の丘めぐりをする日帰りツアーの王道である。昼食込で5000円。安い。

数日考えて、んじゃあ行くか!ってことになり、旅行会社に電話で申し込みしたところ、「もう席が1つしか残っていませんので、キャンセル待ちでよければ承ります」というお返事。さすが王道ツアー、考えるより先に予約が必要だったのか…。ときは7月上旬、札幌はなぜか猛暑に見舞われ、こんな暑い中さらに暑い盆地に行くのも気が進まないし、別に行けないなら行かないでもいいよね〜、と軽い気持ちでキャンセル待ちに応じて1週間。出発まで2週間になった頃に、2名様のお席確保できましたとお手紙が来た。

私は富良野へは今まで2回行っている。
1回目は就職した年、同期で仲良くなったT代ちゃんと青春18きっぷを使って電車でラベンダーを見に行った。あの頃はまだ自分の車を持っていなかったので、T代ちゃんとは18きっぷでいろんなとこに行ったっけ。かにめしツアーとか。この時はファーム富田や、ラベンダー畑をスキーのリフトで登ったような記憶がある。

2回目はそれから5,6年経った頃、愛知県の幼馴染2人がスキーしに富良野に行くからあんたもつきあいなさいと言われ、私はスキーをしないので、美瑛の丘めぐりするくらいならいいよと返事をしたものの、冬に旭川まで自分で運転して行くのも怖くて、高速バスで旭川に行って幼馴染と合流し、レンタカーを借りて美瑛を走り回って富良野の新富良野プリンスホテルで1泊した。
夏と冬、それぞれ1回ずつ。母は70代になって初めての富良野。

さて当日、その前の日からなんかいや〜な予感がしてたのだが、天気が下り坂で、雨音で目が覚める。基本的に私は晴れ女なのにおかしい…と思いつつ、雨天決行、集合場所の新聞販売所まで。一度家を出たら寒かったので、着替えに戻った。。前回は少し待たせてしまったので、今日はだいぶ早めの7時半に家を出たのだが、やっぱりバスの方が先にいた。添乗員さんとバスガイドさんに迎えられ、バスに乗り込むと後ろの方に空席が目立つ。まだこれから数か所でお客さんを積み込むし、最後には満席になるのだろうなと思ったけど、最後の集合場所を出発するときもやっぱり何列か余っていた。こちとらキャンセル待ちをしてまで席を確保したのに何ぞ?!と、すかさずバスガイドさん、今回のバスツアーは4台出ていますとのこと。こないだの小樽ツアーは1台でのんびり行ったのに、さすが王道は違う。

名付けて私らの藤野1号車は北上して環状道から札幌ICに入る。三笠ICで道央自動車道を降り、桂沢湖経由で富良野に入るごく普通のルート。三笠市は12号線を走るときに何度か通りかかるくらいだったけれど、今回のルートは市街地を入るのでその寂れ具合が寂しかった。空き家もちらほらあったし、荒れるにまかせた畑も。同じ空知地方でも旧炭鉱の町と長沼や栗山といった農村地帯と、農業やるのに何がそんなに違うんだろうとぼんやり思っていると、バスガイドさんが三笠ドームを通り過ぎながら「そういえば旧炭鉱の町って、なんでどこも立派なスポーツ施設があるんでしょうね」と。そういわれてみるとそうだ。ユースを追いかけていろんなサッカー場にいったけど、夕張に芦別…炭鉱の町だ。三笠はだいぶ昔、コンサドーレのトップチームがトレーニングで使ったこともあったはず。炭鉱マンのレクリエーションのために作られたのかしらん。

バスガイドさんのとりとめのない話を聞いてるうちに、トンネルを何本か抜けて、上川盆地に入ったらしい。11時半ごろ、最初の観光地「富良野チーズ工房」へ到着。
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降りたら寒いざます…。
中でチーズを作ってる様子が見学できますってことだったけど、特に誰か面白い作業をしてるという風でもなく、さっさと通り過ぎて2階の売店でチーズやチーズを使ったお菓子のお買いもの。あと、建物の左にアイスクリームの売店もあって、お昼前に我慢ができずソフトクリームを食べてしまった。口どけなめらかで美味しゅうございました…。
雨も落ちてきたし、あんまり時間もないので他に散策もせずすぐバスへ戻る。

次は新富良野プリンスホテルでランチバイキング。幼馴染たちと一泊したホテルのはずだけど、遠くに見えてきた建物を見ても、全然記憶がない。もしやあのときは「新」のついてないホテルだったか?と思いながら、ホテルへ入る坂道を登るときにここだ!!と確信した。前回は途中で大雪になって、借りたカローラ2が埋まってしまいそうな状況で、この坂道登れないんじゃないか?とドキドキしながらアクセル踏み続けたのを思い出したからだ。雪の恐ろしさを分かってない愛知県の2人と、長年の友達なのに感情の共有をできなかったことも思い出して苦笑。

バイキング会場は中2階ということで、エレベーターを待っていると、他の団体さんもやってきて、エレベーターは満員に。中2階ですぐ降りるのに、奥の方に入る羽目になってしまった。着いたとき「降ります」と言ったのだけど、前のおじさんたちにガン無視されて、ドアも閉じられそうになってしまったので、「ちょっと待ってよ!!」とキレ気味に押しのけて降りるという醜態…。と、つられて降りたおじさんの口からは中国語…なんだ、知らずにアウェー状態だったのか。

バイキングのお料理はそれほど珍しいものではなかったけど、チーズフォンデュのコーナーがあった。混んでたので遠慮してしまったのが残念!あとスープカレーがおいしかった。この時期、メロンやスイカがふんだんにあったのも富良野ならではかなと思い、ツアーの人と相席してそれなりに和気あいあいと食事できた。平日のツアーだったし、前回もそうだったので驚かないけど、お年の方が多く、隣に座ったおばあさんは折り込みチラシバスツアーは欠かさず参加しているというつわもので、今回はお友達を誘ったけど都合がつかなかったので、だんなさんをデイサービスに預けて1人で参加しているということだった。母は1人で喫茶店にも入れないメンタリティの持ち主なので、すごいね〜と感心していた。私は海外一人旅もへっちゃらだけど、こういう短時間のバスツアーはダメかも…

さて、お食事は和やかに終わり、残り時間は自由に散策くださいということだけど、ついに雨が本格的に降ってきて、風も強いし寒いしとても観光気分になれない。でもホテルのロビーでぼーっとしてるのも何なので、傘をさして外に出るだけ出てみた。
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入ってみるか。

木立の中に小さなログハウスが点在して、ちょっとした雑貨を売ってたりする。雨はときおり激しく降るのだが、林の中ではそれほど濡れなくて済んだのも良かった。万華鏡のお店でちょっとしたストラップを買った。

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ログハウス群の間の中庭風のスペースに大きな切株。「ここには2世帯のニングルが住んでいるので、あまりじろじろ見ないでください。見る時はそっと横目で」という注意書きがファンタジーw この写真はカメラが勝手に修正してしまったのでこんなに明るいけれど、本当はもっと薄暗くて、何かいても不思議はないという雰囲気ではあった。

さて、つぎはいよいよメインイベントのファーム富田へ行くのだが、こんなに雨降っちゃってさ…とあまり盛り上がらないままバスに乗って中富良野町へ向かうと、さっきまでの雨はどこへやら、曇り空どころか日がさして…!

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さすが私!!

今までの人生であんまり天気にたたられたことないです…
06年の徳島戦@厚別も経験してるっちゃー経験してるんだけど、あれは試合結果からすればたたられるどころか祝福されたといっていい。

ファーム富田の直前に通りかかった中富良野町営ラベンダー園もまっさかりという感じで、急斜面が薄紫色に染まってすばらしかった。前回リフトに乗って上まで登ったのはこのラベンダー園だった。当時、どこ行っても「北の国から」のテーマ曲が流れて、ルール〜だのアーア〜だの頭おかしくなりそうだったけど、ファーム富田は静かだった。ブームはすぎたのか、クレームが来たのかw 自然の風景を楽しむのに余計な音楽はいらないのです。

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ゼラニウムでさえゴージャスに咲いてる…

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ラベンダーの向こうに十勝連峰。

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なんかあまり色がおよろしくない。もうちょっと紫が濃かったと思う。
いいカメラと技術がほしいのぉ。

ラベンダーという植物はうちの庭にも植えてあるし、札幌市内にも見所はあるのでそんなに珍しくないし、お花畑の花もありふれた花ばかりだったけど、とにかく広い!ファーム富田も全体からしたらきっとちっぽけな農場なのよね、と思ってしまうくらい展望が開けて、爽快感といったらもう最高!雨も上がったし、あんまり暑くないし、なんてついてるんだろう。

良く見ればラベンダーの花はもうだいぶ開いていて、ポプリにするにはもう遅いかなという風情だったけど、売店では切ったばかりのラベンダーの花束が1束150円で売られてた。うちにもあるから買わなかったけど。そのかわり部屋の消臭剤がなかなか自然なラベンダーの香りがしてよさそうだったので1つ求めた。
そしてよせばいいのに2回目のソフトクリームタイム…ww

大満足でバスに戻り、美瑛へ向かう。ここからはずーっと畑の中を走るので、バスの中からパシャパシャ。
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収穫の終わった小麦畑。
緑の水田、緑の中に白い花が咲いてるソバ畑、茶色い小麦…と畑といっても色はそれぞれで、見ていて飽きない。この写真の奥の方、小さく牧草ロールがぽつんぽつんしてるのがかわいいw

次は「展望花畑 四季彩の丘」。
ここに来たのは初めてっぽい。記憶にないし。そろそろ疲れてきたし、畑の風景も見慣れちゃったしさぁ、と贅沢なことを言いながらぞろぞろ歩いて行くと

あっ、ソルさんに会える!!!(→ソルさん

何故か唐突にアルパカ牧場登場w こりゃ旅のネタ…いや、思い出に触れあわねばなるまい。って500円は高いよ〜。しかもエサ代は別で100円だとぉ?100円はケチる。
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なかなかに愛らしいソルさ…アルパカ。

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毛を刈られて悲惨なアルパカ。

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後ろの方でサボってるアルパカ。(まだ子供)

エサ代をケチったので、あんまり相手にしてもらえなかった…
他に黒いアルパカもいた。刈った毛は何に使ってるかは不明。売店でアルパカのぬいぐるみ一杯売ってたけど、どうせmade in Chinaだろうなぁ。
ほんの5mほどの空間でアルパカを眺めただけで500円も取られたので、母は最後まで憤慨してたw

さて、自慢の風景は…
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山がきれいだった〜

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雲の間から山肌が見えて、そろそろ噴火するかもしれない十勝岳。
しかしここまできて温泉につからずに帰るのだけ残念だったな〜〜〜

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地上に目を移すと、トラクターがお客さんを引いている。お花畑をぐるっと1周してくれるそうな(300円)。トラクターに引っ張られてみたかったけど、ついうっかりアルパカに500円も使ってしまったので、これ以上の無駄遣いは許されなかった…って子供か!

まぁこの時すでに3時を過ぎていて、朝から出ずっぱりで母はだいぶ疲れてしまったらしく、次の「新栄の丘」はバスから降りてこなかった。

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人の家を入れるのもどうかなと思ったのだけど、あまりに風景にマッチしていてステキな感じだったので。もっと明るい昼間だったら良かったな。

これで観光はおしまい。
あとは旭川鷹栖ICから札幌までひたすら走って帰る。旭川〜富良野の国道はこの時期えらい渋滞すると聞いていたから、土日はとても来られないなと思ってたけど、平日のこの日でもなんとなく混んでいた。

それから帰りの高速道路の長かったこと…。
5時を過ぎても深川あたりにいると、とても心細かった。もっととっとと帰れる方法はないのか…w 途中野幌SAでトイレ休憩して、さらに南下すると左手に札幌ドームが見えてきて、眼前に札幌市街が広がって見えたときの安堵感。帰ってきた〜〜。まぁ私ら藤野1号の乗客にとって、札幌ICはまだまだ遠い場所なので安心するには早いのだがw 環状線のリンゴ並木を通ってるときは確かにリンゴがなってるのを見たんだけど、もとの新聞販売所で降りたときにはもうかなり夕闇せまって暗くなっていた。お肉屋さんの前で店主のおじさんにおかえり〜と声をかけられる母。いいねぇ地元。

12時間の半分以上をバスにゆられて、最後はちょっときつかったけれど、さすが北海道の夏の王道のラベンダーツアー、要所を押さえたよいコースだった。もっとリッチだったら白金温泉に泊まって青い池に行きたかった〜!でも何より、旅の楽しい思い出とやっぱり自分の住んでるところはいいわ〜、と確認することの両方が得られたら、どんな旅でも大成功だと思う。
さーて次の折り込みバスツアーはどんなのかな〜。

っていうか、今旭川美術館でやってるのよ、ダリ版画展…。ごくり。
帰りの高速道路のだるさを考えたらとても自分では運転したくないけど、見たい。

※今回撮った写真は他にももうちょっとあるので、よろしかったらPicasaでご覧ください。
サイズもそのままアップしたので、ブログの画像よりきれいなはずです。
富良野・美瑛バスツアー
posted by ぶらんか at 21:39 | Comment(2) | 小さな旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月11日

冒険ダン吉くん

まーただいぶ長いことブログを放置しておりました…。

先日、今度の朝ドラは「赤毛のアン」を翻訳した村岡花子さんの物語になると聞いて、「赤毛のアン」はじめ、子供の頃読んだ本のことをいろいろ思い出していたら、1つの作品が思い浮かんできた。

「冒険ダン吉」

wikiによれば、昭和8年〜14年に「少年倶楽部」に連載されたマンガ。私はいちおう世代的には団塊ジュニアのアラフォーなので、全然時代が合わないのだけど、年の差親子だった亡き父がそのころの少年で、懐かしがって私にも読ませたと言うのが正解。真駒内駐屯地に勤めていた父が、自衛隊の図書館から借りてきてくれたのだった。今のマンガとは違い、イラストの隣に物語が書かれていて、マンガっぽくないので何時間読んでいても母にガミガミ叱られない便利で面白いマンガだった。ただ、あまりにも古い本ゆえ、友達に話しても全然分かってくれなかった記憶がある。

父はそれからほどなく自衛隊を定年になり、新しい職を転々とする段階で(最終的に家族で愛知まで行かなきゃならなかった)苫小牧に単身赴任したこともあったのだけど、おみやげはたいてい本で、どの本もイラストのふんだんにある美しい本だった。それはやっぱり私がこの「冒険ダン吉」を読んで喜んでたのが頭にあったからなのかな、と今にして気がつく。

そうだ、ダン吉くん、懐かしいなぁ…もう一度読んでみたい。
でも自衛隊の図書館どころか駐屯地にも出入りできないし、どうしたらいいのかしら?と思いつつ、札幌市の図書館サイトで検索したら、中央図書館の書庫にあることを発見!あるのね〜!

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こんな感じで、わりと分厚い。奥書をみると昭和42(1967)年発行の初版本で、手塚治虫が解説を書いていたりする。子供の頃手にとった自衛隊の図書館の本はかなりくたびれていたけど、この本はとてもきれい…やはり同時代の「のらくろ」と違って忘れられているのかな。(「のらくろ」も父は借りてきてくれたけど、兵隊ばっかりの「のらくろ」よりダン吉くんの世界の方がファンタジックで好きだった。)日本人少年ダン吉くんが南の人食い蛮族の島に流れ着いて、黒人の蛮族を従えて王様になり冒険する話は、戦後、戦争賛美だ人種差別だと批判され、いつしか子供から遠ざけられ、忘れ去られていったらしい。

まぁ難しいことはさておき、まず読むべ!とぺらり…
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(幼少のおりはキチンダケンボウと読んでキャッキャ喜んでましたわ…)

「ねぇおかーさん、”たどん”ってなぁに?」

子供の頃、本を読んでいて知らない言葉に行きあたると、そばで縫物などしてた母に尋ねていたことを、まさかこの年になってもやるとは思わなかった!!しかしいかに子供がアラフォーになろうとも、ググレカスとは決しておっしゃらない優しいお母様(すでにダン吉口調になってる)、「昔あったんだけど、炭の粉を集めて練って丸くして…」

ふむ、黒い丸い燃料ってことね。
「やい、蛮公、白ん坊の知恵にはかなうまい。これから僕たちを食べないと言うなら許してやる。」
「ウヘッもう決して白ん坊様は食べません。コリゴリです。」
酋長はタドンのような涙を流して謝ります。


「黒人だからって黒い涙流すわけないじゃん!ひでぇ〜〜!!」
「昔はそんなもんだったのよ」
…なるほどこれは闇に葬られるわw

作者もまえがきで述懐しているように、熱帯の南の島に黒人や象、キリン、ライオン、ラクダなどいるはずもなく、知識がないゆえの荒唐無稽な舞台設定で、黒人は気はいいけど単純で、鼻の高い白人はみな悪役。ステレオタイプすぎて、のちの世代が批判するのも分かるのだけど、読み進めていけばダン吉くんは臣下を本当に大切にして見下したりしないし、敵をやっつけても命までは決して奪わないし、攻撃にはちゃんと大義名分がある。ダン吉くんの好奇心と決してあきらめないチャレンジ精神、友情と父母を慕う気持ち。子供に読ませるものとしてのポイントはちゃんと押さえてある。

敵は隣村のブラック団だったり、海賊だったり、戦闘といってもゾウやキリンに乗って突撃ー!という子供向けの他愛のない冒険話なのだけど、1回だけ、「シナ事変」の報に接したダン吉くんが、自分は遠く離れたところにいる身なれど祖国の一助になればと、ある島の中国人の武器庫を襲撃するエピソードだけはちょっと生々しいなと思った。でもその時も狙うのは施設と軍人だけで、一般市民は巻き込まないように厳命してるあたり、武士道は失われていないと思う。(いちおうネタばれすると、サーカス団で町の人と軍人をおびきよせる隙にゾウ戦車で突入するって子供だましの話ですから!!)このエピソードをもって戦争賛美と言われたらそりゃそうかもしれないけれど、ヒューマンドラマの部分を過小評価してしまうとつまらない。戦後のドラマでおなじみの旧日本兵&軍属はみんな道理に合わないことばかり言う無法者っていうステレオタイプもなんだかな〜と思う今日この頃。
反戦がために関わった人を上げ下げしてはいけません。

さて、2週間かけて一通り読んだ(分厚くて重い本なので、マンガなのにゴロゴロしながら読めなくて時間がかかったw)のだが、昭和43年発行なので旧かな遣いは改められていて、読みやすかった。イラスト部分の手紙やお触れ、店の看板は旧かなで右から左に横書きするので時代を感じる。ちょっと古臭いけど丁寧できれいな日本語の文章。実際のところ、ストーリーはほとんど忘れていて、懐かしいどころか新鮮な気持ちで楽しく読んだけれど、家来の1号と2号がホームシックにかかったダン吉くんのために顔を白く塗り、着物を着てお父様とお母様に化けるイラストは記憶に残ってたw なんせダン吉くんも臣下の蛮公たちもみんな男で女っ気のない話なので(男女7さいにしての時代は少年マンガも女子禁制だったのか?)、普段は少女マンガで育ってた身には、数少ない女の人の絵にインパクトを感じたのかもしれぬ…。

子供の頃ばかり思い出すのは老化の始まりだな〜と思いつつ、もうしばらく古きを尋ねようかなと。
posted by ぶらんか at 22:36 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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