その前にマメ知識。
4月30日のマンチェスターダービーで勝利した後、スタジアムでは「ヘイ・ジュード」のサビの部分がかかって、みんなで大合唱してた。一つになった歌声を聴きながらしみじみと勝利をかみしめたのだけど、そういえばなんでここでビートルズなんだろうという疑問が。いくらリバプールのバンドだからって世界的名曲になったものを、サッカーではリバプールFCしか使っちゃダメとは言わないだろうし、実際そんなこともないだろうけど、不思議な感じがしたのは確か。んで、その次のホームの試合はあの最終戦だったわけだが、表彰式の後、やっぱり「ヘイ・ジュード」の合唱が起こった。ふーん?
するとTwitterにこんなRTが。
ヘイ・ジュードがチャート一位だった年にシティ優勝したからこの曲かかるんだよね、今日は格別だ〜!
— kazz☆かずさん (@blauGranaleo) 5月 13, 2012そうだったんだー!それじゃああの場で歌うことにはやはり深い意味があったんだ。
wikiに当たったら、確かに1968年8月リリースとある。曲の発表より優勝の方が先だから、前回の優勝当時はこの曲とシティを結ぶものは何もなかっただろうけど、時間が流れるにつれ、細かい時系列は忘れ去られ、大きな出来事が2つ記憶に残り、結びつけられたってことなのだろう。なんとも粋な演出でした。
さて。
今季のシティを軽くふりかえる。
Twitterに慣れたら長文書けなくなってきたので箇条書きでww
・ アグエロ、ナスリという攻撃陣に大型補強。
・ アグエロ君が驚異的速さでチームにフィットしたおかげでロケットスタート。3点4点当たり前。
・ シルバたんも絶好調でアシストしまくり。SWPがインタビューでマーリン(魔術師)のようと言ったのをきっかけにマーリン呼ばわりされるように(妖精じゃないよ)。
・ 公式サイトのマーリンビデオ
・ NHKはもう「マーリン」の放送をしてくれないんでしょうか?
・ チームの躍進を見たバロテッリもついうっかり真面目に練習を始め、点を取り始める
・ そんな中、意に反してチームに残留し、キャプテンの座を剥奪され、ベンチ暮らしのテベっさんがCLバイエルン戦@ミュンヘンで試合に出るの出ないのの大騒動。 マンチーニは怒ってもう二度とテベスは使わないと断言。
・ 愛想をつかせたシティとユナイテッドのサポが共同でテベっさんのユニ回収。
・ バロテッリがダービー前夜に自宅で友人らと花火で遊んでボヤ騒ぎを起こす。
・ それでもマンチェスターダービー@オールドトラフォードは6-1の歴史的な大勝利。
・ 1点目を決めたバロテッリの「Why always me?」が大流行。
・ バロテッリさん、花火安全推進キャンペーンを行う。
・ テベっさん11月にアルゼンチンに無断帰国。2月まで母国でゴルフ三昧の日々を送るも、移籍の話はついにまとまらず。
・ リーグ戦は絶好調なのだが、CLはふるわず、3位でヨーロッパリーグに回ることに。
・ 1月になり、中盤の核ヤヤがアフリカ・ネーションズカップにドナドナ。FAカップユナイテッド戦で退場処分になったキャプテンコンパニさん4試合出場停止。シルバたん左足首の古傷に悩まされ調子を大きく落とすという厳しい局面に突入。
・ ヤヤさんの抜けた穴は大きかった。
・ ホームでは相変わらず無敗だったがアウェイで苦戦し、ポツリポツリと取りこぼすように。
・ 3/10 アウェイスウォンジー戦の敗戦により、ダービーに勝って以来守っていた首位の座をユナイテッドに明け渡す。
・ ELは準々決勝でスポルティングに1点及ばず敗退。
・ というわけで狙えるタイトルはもうプレミアリーグしか残ってないけど、疲労や重圧からか、全然立て直せない。
・ 4/8 アウェイアーセナル戦で0-1で負けて、ユナイテッドの勝ち点差は8に広がり、敗戦ムード漂う。
・ おまけにバロテッリはこの試合で退場になり、3試合出場停止。人がおらんように。
・ と、ここでちょっと前に帰ってきてゴメンと謝り、リザーブリーグなどで調整してたテベっさん登場。
・ 次の試合で途中から出てきて1点取った。その次の試合からスタメンで出てハットトリック。
・ 何なのこの俺様展開…
・ お隣のおじいちゃんからは「もう二度と使わないと言った選手を使ってるし(プ」と嫌味を言われてしまったが、おじいちゃんこそ一度引退した選手を現役復帰させて試合に出してるじゃんねぇ。てかもうなりふり構ってらんない。
・ でもテベっさん以外にも、ナスリんが終盤に目を見張る活躍をしたのも重要ポイントですよ。
・ もうどーせダメさ!てな開き直りで日々練習して試合してると、わりといいことあるよね。
・ 今度はユナイテッドが終盤になってなぜか調子を落とし始め、2回目のダービーの前に勝ち点差が3に縮まる。
・ でも相変わらずもうダメポ戦法を貫くマンチーニ。
・ あんなに苦戦してたのに、気がつけばダービーには最強メンバーで臨めた幸運!
・ 今度は1点しか取れなかったけど、ユナイテッドには何もさせず完勝。あと2試合残して首位に返り咲く。
・ 次の相手はCL入りを狙って絶好調のニューカッスルとのアウェイ戦だったが、優勝を狙うチームだって意気では負けないということを示し、2-0勝利。
・ あとは前回エントリー参照。
・ キャプテンのコンパニさん、プレミアリーグMVP!!
順調に滑り出したシーズンだったけど、こんな紆余曲折が待っているとは…w
最終戦も…あの試合が今季を象徴することはないけど(普段はもっとしっかり守備のできるチームですわっ!)紆余曲折てんこ盛りで、ドラマティックにも程がある幕切れだった。44年ぶりのリーグ優勝、か。
前シーズンは守りは固いけど、攻撃はテベっさん頼りなカウンターが主体で、ゲームの面白さを感じなかった。今シーズンは補強が当たって、パスを回してどこからでも点が取れるような試合をするようになったのが驚き。それで2シーズン目にしてようやく選手全員の名前を覚えられた(去年はつまんなくてチームには熱意が持てなかった)。が、リーグ最多得点で優勝したチームから出たプレミアリーグ年間MVPはDFのコンパニさん。実は聞いたときは内心そりゃないよと思ったのだが、奇人変人勢ぞろい(シルバたんとバリーさんとミルナーさんは除く)のチームをまとめ上げたキャプテンですよ?と言われてぐうの音も出なかったので、異論ござぁせん。2戦目のマンチェスターダービーで、コンパニさんがCKで取った1点を守りきって首位に返り咲いたときに決まったかな。守りの点で言えば、私はバリーさんが好きで、黙々と相手の攻撃の芽を摘む姿がステキなのだ。派手なことは一切しない潔さも。イギリスの海軍小説ホーンブロワーシリーズを読んでいたときは、主人公ホーンブロワーの姿をバリーさんで脳内再生しつつ萌えながら読んでたw
シーズン後スペイン(カセレス)で行われたゴルフコンペでミルナーさんとバリーさん。ステキ〜
以前、08-09年シーズン(シルバたんが移籍する1年前のシーズン)のシティファンの苦闘を追ったBBC制作のドキュメンタリーを見たこともあって、ユナイテッドに6-1で勝った時や、CLで敗退が決まった時や、勝ち点差が8に開いたときなど、何かあるとあのお兄ちゃんたち今頃どうしているだろう?と見ず知らずのマンチェスターのサポーターに思いをはせていた。優勝の瞬間の彼らの思いを、もう一度ドキュメンタリーで追ってほしいなぁ。南国少年シルバたんが寒い寒いマンチェスターに行くことになって(冬は札幌よりははるかに暖かそうだけど、夏まで寒いのはイヤね)、当初のイメージといったら全然良くなかったけれど、クラブがネットツールを通じてファンとの交流を大切にしていることもあって、応援してる人の思いは、どこだろうとさほど変わらないことが分かったし、特にシティは苦労の多いチームだから、彼らの泣き笑いがひじょーーに身近に感じられて、サポーターのファンになってしまった。ほんっと良かったね〜!
こういうパレード憧れる〜!
マドリーのせるひおはカップを下に落としましたが、シティのせるひおはそんなことしませんw
今季初めてチャレンジしたチャンピオンズ・リーグに関しては、国際試合はいろいろ勝手が違うのか、戸惑いながら試合をやっているようで、やはりチームとしても経験が必要なんだなぁと感じた。まぁそのことはお隣のおじいちゃんや選手やそのOBからとくとくと説かれていたけど(大きなお世話)。まぁ誰にだって「初めて」はあるさ。同じグループには決勝まで進んだバイエルンがいたし、ナポリだっていいとこまで進んだし、相手も悪かったのさ…(ビジャレアル…泣)。
今度のCLはもっとできると思う。1月に入ってすごく苦戦したとき、ELはへこたれてしまったけど、リーグ戦はあきらめずに戦い続け、ユナイテッドには1点を守りきって勝ち、得失点で少し上回っているだけという負けたら終わりのプレッシャーのかかる状態でも残り2試合ふんばりきったもの。チームとしてシーズン中に大きく成長したと思う。こういう経験を活かしていけばいいんでしょ、おじいちゃん!!
シルバたんのこと。
充実の2季目。シーズン当初はほんっとにキレキレで、チームでも代表でももう手がつけられない活躍ぶりだった。5試合目のフルアム戦で、連戦を考慮して2-0になった段階でシルバたんを下げたらとたんに攻撃が単調になり、同点に追い付かれて6連勝を逃したので、マンチーニがめちゃくちゃ叩かれたのもいい思い出w その次のエバートン戦ではイングランド期待の若手ロドウェル君がマンツーマンでシルバたん係やって、あまりの張り付きぶりにハーフタイムのドレッシングルームでもシルバの隣に座ってんじゃねーのか?と揶揄されるくらいだったけど、シティが1点先行して彼が張り付くのをやめたら、ひょいひょいとミルナーさんの2点目をアシストしたシルバたんは痛快だった。でもおかげでロドウェル君もなんとなく好きになったw
クリスマスもお正月もノンストップどころか、却って通常よりスケジュールがきつくなるイングランドの冬、去年は年明けにちょっと怪我をして、それで特別休暇もらって島に帰らせてもらったりしたけど、今年はずっと出ずっぱり。シルバたんがいるのといないのとでは攻撃の質が変わるので、どうしても出ない訳にいかなさそうだった。スーパーな選手の穴埋めが他の選手でもすぐできるなら、その人はスーパーな選手でもなんでもないわけで、マンチーニに八つ当たりしても仕方ないけれど、もうちょっとやりくりできないのかね??とず〜っと思ってた。でも実は単なる疲労じゃなくて、足首の古傷に問題を抱えてるのをだましだましやってると聞いたのは、だいぶ後のこと。
あえて練習中の写真など。(1月ごろ)
良くわからないまま、最近シルバたんあんまり良くないね〜と心配してたら、負ければ終わり(と思われていた)のアーセナル戦にはベンチにも入らなかった。今にして思えばあえて1週間休んだのが効いて、少しずつ調子を取り戻していったので良かったんだと思う。けど、あのときは何ともいえない投げやりな気持ちになって、シルバたんの調子と一緒にチームまで浮き沈みしてるようじゃ、優勝なんかできっこないよね〜もう終わりよ〜と、アーセナルに敗れ、ユナイテッドの勝ち点差が8に開いたとこで一度諦めました、ハイ。
その後終盤に差し掛かり、ナスリんとテベっさんに支えられるようにして徐々に調子を取り戻し、最終戦のあの歓喜の瞬間にピッチに立っていることができた。ほんとにね、ワールドカップ優勝のときはベンチで見てるしかなかったことを思うと、こっちの優勝の方がずっとずっとずっとずっと価値があると思ったし、もう嬉しかった。まぁほんの5分前まで負けてて、テレビの前で黙って座っていられなくて、あっちうろうろこっちうろうろして、ここで負けたら1年の努力はなんだったの〜!!と頭の中パニクって耐えられなかったので、89分には諦めましたけど、ええ。選手はどんな気持ちでやっていたのかしら。。しかし私はシーズン中から何度も諦めてたわ…w申し訳ないほどに。
やっぱりかぶり物が好きなシルバたん
数字的なことをいえば、シルバたんは36試合出場、時間数は2821時間でどちらともハート神に次いでチーム2位の多さ。6得点、15アシスト(リーグトップ)。イングランド選手会(PFA)の選ぶ最優秀選手候補に選ばれ、結局ファン・ペルシーが受賞したけど、2番目の得票数で(とスペインのメディアはいうけど、いまいちソース不明)ベスト・イレブン入り。チームの表彰式では選手が選ぶMVPに。
もうイングランド・プレミアリーグにシルバありって感じですわ、オホホホ。
シーズンが終わって選手の契約の話しかなくなると(ユーロはあるがまだ盛り上がってない)、お約束のようにシルバたんマドリー移籍!と騒がれるわけだが。まぁないと思うな〜。出て行く理由がないもの…。来シーズンも高みに向かってがんばろー!
私ももう少しマメに更新しますです、ええ、ぜひに…

